フミナリさんの弔いラン10キロ!!
2006年7月23日(日)
フミナリさんの今日は、旅立ち準備の日だ。
昼過ぎに、納棺の儀の専門のスタッフ男女が、やってきてフミナリさんの体を清め、
寝巻きを白装束に着替えさせる。
そのあと、お清めお酒を飲んで、我々遺族も参加して、旅立ちの準備を手伝う。
女性スタッフは、フミナリさん最後の髭を剃り、時間をかけて化粧を施し、色男に変身させる。
我々は足袋を履かせ(左足に右の足袋を右足に左の足袋を)、手甲(てっこう)脚絆(きゃはん)を付け、
最後に冥土の三途の川渡し賃の六文銭を印刷した紙、冥土での生活費の五円玉、食料のお米を入れた頭陀袋(ずだぶくろ)を首から吊り下げて、旅支度を完了。
そのあと、お棺にフミナリさんを納めてから、頭の上に編み笠を、足元にわらじを入れる。
まるで、冥土へのタイムカプセルだ。人様の葬儀に参加したときに、見るお棺と同じ状態だ。
これで明日の通夜、あさっての告別式に備える。
1時間ほどで、準備は完了し、桐のお棺の上に魔よけの剣が置かれた。
丸一日以上、家に居続けたので、少々苦痛を感じてきた。式次第の段取りも終わり、特別することも無くなったのと、槍ヶ岳山行疲れもとれたので、夕方から渋滞する国道ぞいを10日ぶりに走った。
| 固定リンク
コメント