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2012/03/27

北陸のあやこさん逝く!!

2012年03月26日(月)


プルル-ン!!とケータイが鳴る。
「何? 」
あやこさんが今朝、亡くなったという。大正6年生まれだから95歳だ。
年齢から見ると大往生か、いや老人ホームに入所してだいぶ経ち、何度か見舞いに行ったことがあるが、この5年くらいには、面会者を認識できない状態だったので、大往生とはいい難い

北陸のかつての大昔に、その村の山は鉱山として栄え、ちっぽけな村にもかかわらず人は増えて、映画館まであったというところで、あやこさんは生れ育ち、男女5人の子供に恵まれたが、その後、山は廃鉱となり寂れて少なくなった村で、老夫婦だけがひっそりと暮らしていた。
子供たちは街へ仕事に出て家を離れ、それぞれ独立し、40年前のその頃に縁があり、関わりが始まった。

当時はまだ温暖化が進んでなく、北陸の12月には必ず雪が降ってきた。
その村は国鉄の駅のある町からマッチ箱のような1両編成の電車が走っており、20キロ先の終点の村に着くまで、すこしづつ高度を上げて蛇行しながら登り、それにつれて雪の量もどんどん増えて、終着駅に着く頃には、そこはもう昔話にでてくるような雪景色になっていた。関東生まれのボクはその雪景色に感動して、そこからちょっと離れた地方都市に10年ほど住むことになる。

盆と正月以外にも、立ち寄るとあやこさんは、昼にもかかわらずお茶代わりに、黙ってキリンビールとつまみを出してくれる。お茶が出たことはない。

盆には、家族が集まり酒宴がはじまるとあやこさんはずーと台所にいて、決して一緒に食べようとしない。
それでも、誘われて席に着くと、お酒をおいしそうに飲む。白い頬をほんのり染めて・・・。

その後、ボクは関東に戻り、地元以外に出たことがないあやこさんを初めての東京見物に招き、定番の浅草から銀座、皇居を案内したが、落ち着かないようだった。その後 また行きたいという話はなかった。

長年連添った、ご亭主に先立たれたが、気落ちすることもなく余生を送っていたが、老いには勝てずに近くの老人ホームに入所することに・・・。

そして今朝病気を患い、95年の人生の幕を閉じることになった。

明日、通夜に出かける、最後のお別れに・・・合掌。


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