霜月***古里に帰ろうか?
2022年11月29日(火)+ 127422人
毎年年賀交際を続けていたが、今年ぷっつりと届かなかず、ひょっとして体調不良?とか考え、電話しようと思ったら、番号を知らなかったので、ずうっ~と気になっていた。返信が途絶えた【Oもっちゃん】からいつもの年始会幹事の【Aちゃん】への連絡で再会することになった。
東京に本社がある全国企業のOB仲間で、彼は大阪支社管轄が長く、そこで縁となった奥さんとその後東京本社に異動となり、東京都下の昭島に、そして現在の鴻巣で居を固め今に至っている。
事情を聞くと、後期高齢者になりリタイアを決めたので、「出身地の実家がある島根県に帰ろうか」検討していると聞く。数年前に両親を亡くして、当時は現役の仕事もあったので後始末で島根に行き来している話題は聞いていたが。リタイアした今では子は独立し、大阪出身の奥さんとの夫婦住まいだけなので、そういう話題があっても不思議はないだろう。
オイラと【Aちゃん】は東京本社への通勤圏内の大宮市出身なので、オイラは赴任地金沢から10年後に実家へ戻り、【Aちゃん】は東海地区から実家へと、幸か不幸か、地方から首都圏の実家へもどった会社全体ではレアなケースだ。
いつもの大宮在住の飲み会メンバーも、8人のうちオイラと【Aちゃん】以外は九州、大阪、秋田、新潟からの土着した連中だ。しかしおかしいと思うのは、高学歴化で大学が多い首都・近畿圏に学生が集まり、卒業後の仕事先に実家へもどれない環境が続いていることだ。
オイラの社会人1年目に【日本列島改造論】が田中角栄によって表され、日本列島を高速交通網で結び、地方の工業化を促進し、過疎と過密の問題と公害の問題を同時に解決する、などといった田中の持論が、電力事業における火力発電から原子力発電への転換も言及されていた。
結果、同時に地方の住民・人材・企業もまた大都市に流出しやすくなったことで東京一極集中と地方過疎化をより促進してしまうということが起こった。 しかし、それは具体的な施策を詰めなかった田中角栄 以後の政治家に問題があるのだろう。
【新・日本列島改造論】は誰がやるのか?
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