映画・テレビ

2022/08/21

葉月***ひまわり

2022年8月20日(土)+253265人

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ひまわり」を観た。あらすじはもう忘れた。ソフィアローレンマルチェロマストロヤンニだ。

ジジイになると涙腺が弱くなるようで、涙した。

結婚してすぐにソ連に出兵したアントニオ、戦後になっても長らく帰って来ないが、妻のジョバンナは何年たっても「生きている」と諦めきれずにソ連に探しに行くことにした。

「この下にはイタリア兵、ソ連兵、ドイツ兵、一般人が埋まっている」というひまわり畑が一面に広がっている中、執念が実って、やっと見つけた時は、極寒で凍死寸前に記憶を失いロシア人の女性に助けられ、既に子供も居る家庭を持っていた。

そして現地で妻となったロシア人女性に促されて、汽車から降りて来たアントニオと遠目に相対する時が来た。お互いじっと見つめ合う。汽車が動き出す。ジョバンニは言葉を交わす事なく汽車に飛び乗り、号泣した・・・思わず涙が出て止まらなかった。

なんてこった!《私という妻があるのに、でも小さな子供もいる命の恩人のロシア人女性との家庭は壊せないし》とのやるせない思いに同情する。

そして数年後、アントニオが単身で帰国し、ジョバンナへの愛は変わらず、「一緒に・・」と言うが、彼女にもすでに男の子がいて叶う事なく、最後にアントニオは汽車で、ジョバンナの見送りを受けながら物語は終わった。

また涙が出てきて、広大なひまわり畑のウクライナ侵攻が未だに終息しないことを憂うばかりだ。

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2009/06/30

【劔岳・・・点の記】に感動した!!

2009年6月30日(火)


2007年11月に表題の原作(新田次郎)を読み、いたく感動した。Turugidake

だから、映画が公開されると知っても、自分の中に出来上がったイメージが壊れるのがイヤで、
見る気がなかったが、休みの今日はあいにくの雨なので、
休足することにして、一人で近くのコクーンの映画館に朝一番で出かけた。

内容は・・・【明治39年、参謀本部陸地測量部の測量手柴崎芳太郎は、五万分の一地形図作成のために三等三角点網もうを完成すべく、北アルプス剱岳への登頂と三角点埋設の至上命令を受ける。当時の剱岳は前人未踏の信仰の山であった。ほぼ同時期には日本山岳会(当時は山岳会と呼称)が結成され、剱岳初登頂を虎視眈々とねらっていた。
 柴崎は、かって剱岳に挑んだが登頂できなかった先輩の古田盛作を訪ねる。古田は信頼できる案内人として、宇治長次郎を紹介した。そして柴崎は現地へと向い、宇治長次郎と登頂路を探すが、なかなか見つからない。そんな中、不思議な行者との出会い、山岳会の小島烏水との出会いがある・・・。
 悪天候や地元の反感、山岳会との葛藤など様々な困難と闘いながら、柴崎測量隊は山頂をめざして進んでいく。そして、難行苦行の末、剱岳山頂に至るが、そこで柴崎らが見たものは・・・。 】Panf3


結局、未踏の山ではなく、そのことが判明すると、陸軍は山岳会に先んじて登頂したにもかかわらず、
彼らの成果を評価しなかった。その仕打ちに柴崎たちは落胆と怒りを覚える。
救われたのは、山岳会の小島烏水はそのあと劔岳山頂から、点の記作成中の柴崎らに手旗信号で彼らの偉業を称える。

このあたりから、柴崎たちの心情を思うとウルウルと涙が溢れてきて、映画でもいたく感動した。
特に、宇治長次郎役の香川照之の演技が良かった。

今年、劔岳初登頂を予定しているが、8月は混むだろうなぁ、10月にしよう!


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