だまし絵
2014年8月12日(火) 定休日
SEIさんの[美術館に行く]という夏休みの宿題に
渋谷「Bunkamuraザ・ミュージアム」の「だまし絵II進化するだまし絵」を観にいった。
積み上げられたオブジェを鏡で見るとグランドピアノの形に見える「アンダーグランド・ピアノ」
鑑賞者の目をあざむく「だまし絵」。
場内には、躯体や頭部は積み上げた本、ひげははたき、指は本のしおりなどで人物を描いた「司書」(ジュゼッペ・アルチンボルド)など15世紀の作品や、
「反射球体と手」(マウリッツ・コルネリス・エッシャー)、「海辺に出現した顔と果物鉢の幻影」(サルバドール・ダリ)、木枠に貼ったキャンバスに本物そっくりにアンプを描いた「フェンダー・デラックス・リヴァーブ・アンプ2」(カズ・オオシロ)、
モーターを取り付けたメープルの木片784枚で作った作品で、作品中央に取り付けたカメラで捉えた鑑賞者の姿や動きを木片の陰影で同じように表現する「木の鏡」(ダニエル・ローズィン)、凸凹のある立体絵画で、壁面から前方に突き出した面に遠景を描く「逆遠近法」の作品で、鑑賞者が左右に動くと絵も動いているように見える「広重とヒューズ」(パトリック・ヒューズ)、
引き延ばしたり傾斜させたりしてゆがめた高さ3メートルを超す人体の彫刻「引き伸ばされた女#2」(エヴァン・ペニー)など、
場内でしか体感できない作品もあった。
予想通りに子ども客がいっぱいで、大混雑だったが それなりに楽しむことが出来た。
小雨模様になった昼どき渋谷から神保町に移動して、SEIさんに44年前の学生時代から続いている[ いもやの天丼]をご馳走する。シジミの赤ダシが旨い、これで600円は感激だ!・・こないだまで小学生だったSEIさん食べきれるか少々心配だが、立待ち客が更に増えたので、「外でまってる!」と告げて表で彼を待つこと10分、大人の倍の時間をかけて初いもやのランチを終えた。
渋谷のハチ公と神保町のいもやの天丼の初体験のSEIさんも今日はおとなに見えた日になった。
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